お花









素晴らしいセンスの持ち主のお花屋さんです。
作らせて頂いたお店のOPENのお祝いに贈りたいと思い、お店の雰囲気や、店主の好みなども少し伝えて作って頂きました。

人それぞれ、あっこれ好きだな~と思う瞬間があると思います。好きなものが近くにあると幸せになれますよね。お花屋さんは人を幸せにできる仕事をしてるんですね。
僕も人を幸せにできる空間を作っていきたいな~と改めて思います。
いい空間を花や緑が彩ってくれると、もっと幸せな気持ちになるんだろうな~と思います。












能勢でアウトドア

                                      





                                                                                                            










週末、アウトドアat 能勢 というイベントに家族で出かけました。料理研究家で、フードコーディネーターである加藤友里さんが主催されている野外イベントで、自然に囲まれたロッジに大勢の人が集まり、炭で魚介を焼いたり、窯焼きピザを作ったり、薪でバームクーヘンを作ったりしました。参加者の中には、食べる以外にピザ作りやバームクーヘン作りを体験されている方もたくさんいましたが、僕はひたすら息子の相手と食べるだけ!あっピザ生地伸ばした!笑。料理も空気も美味しかったです。
能勢へは、僕の住んでいる堺から車で1時間ほどで行くことができます。同じ大阪府でもこんなに自然があるところもあるんやね~と、当たり前ですが、感心してしまいました・・・。
窯焼きとかにまったく興味がなく、独り歩きがまだままならない1歳と2か月の息子にとっては、いろんなおねえさまに相手をしてもらってる方が楽しそうでした。おねえさまとハンモックでご満悦です。会の終盤に食べたバームクーヘンは、3時間もかけて人力で回しながら焼く渾身の一品、ひたすら生地をつけては回して焼いての繰り返し・・・。交代で回してくれた方々ありがとうございました。3時間かけて完成したバームクーヘンを息子は気にいってたくさん食べてました。作って食べさせてあげたいけど、3時間回しっぱなしは、無理だ。許せ息子!

おまけ
車で能勢のクネクネ道を走っていると、いい感じの建物を発見!集合まで少し時間があったので、立ち寄ってみました。その建物の玄関には、『地黄公会堂』と書いてあり、なにやら地区の公民館みたいなもののよう・・?すごく古そうだけど雰囲気のある建物でした.
イベント開催場所がナビにもでないところだったので、なにやら怪しい山道に迷い込んでしまいました。道には落ち葉の絨毯。木の枝が張り出していたり、落ちていたり。そこは、めったに使われることのなさそうな山道で、ここは違うなっと感じたのですぐに引き返しましたが・・・進んでいったら、どこか知らないところにワープしてしまいそうな雰囲気でした。でも、緑のトンネルはとても気持ち良かったです。



.

無 題








お世話になったその方は、体が大きく、怖い顔でした。あの風貌で怒鳴られでもしたら、子供のみならず大人でもチビるかもです…笑。しかし、見かけと違い、仕事で地方に行くと◯◯へ行ったからぶどう買ってきたで~と、大きなぶどうを持って来てくださったり、九州の田舎に帰ったからとお土産を買ってきてくださったり…こんな僕にまで気配りを忘れない、気さくで心優しい方でした。その方にはもう10年くらいお仕事でお世話になっていました。

一カ月ほど前、ちょっとした手術をする為に入院したとの知らせを受けたのですが、お見舞いに行く前に退院されて、僕は無事に終って良かったな…そのうち会えるだろうと思っていました。が、術後の検査で、おもわしくない結果が出てしまい、その時には、もう手遅れでした・・・先日、その方は永眠されました。あっという間のことで、僕にしてみると本当になにがなんだか分からないまま旅立たれてしまったという感じです。

僕のことを「ナッカン~」っと親しみを込めて呼んでくれていたあの方に、元気なうちにお会いしたかった…けど会えなかった…お通夜で最後のお別れをしました。もう声は届かないかもしれないですが…
生前は大変お世話になりました。本当にありがとうございました。どうぞ安らかに。心からご冥福をお祈りしています。僕はこれからも頑張りますので、どこかで時々、見ていてください。







B O O K S H E L F










長い間、妻がお仕事で(お仕事以外でも)お世話になっているグラフィックデザインの会社が神戸にあります。昨年、おしゃれなお店が沢山集まる栄町のオフィスから旧居留地にある神港ビルヂングに移転されました。

この神港ビルヂング、かなり歴史のあるビルで、エントランスの回転扉や天井の意匠、地下の食堂のタイルなどなど、ほぼ当時のままの形を留めており(しかも管理が行き届いていてキレイ)どこをとってもかなりすてきなんです・・・
オフィスの内装もすごくよい感じで、ここから沢山のすてきなデザインが生み出されるんだなあとしみじみ・・・。

以前、そんなすてきな新オフィス用のshelf(本棚・飾り棚)を制作させていただきました。しばらくしてオフィスに伺ったところ、素敵な雑貨が飾られていました。素敵なコーディネイトのお陰で、作らせて頂いた家具も映えて見えます。
ありがとうございました。


主 水 書 房 MONDE BOOKS











我が家から歩いて数分のところに、華道家、片桐功敦さんが主宰する主水書房があります。昨日、展覧会『ポーセレイン』に行ってきました。「ポーセレイン」=「白磁器」と題した展覧会で、若杉聖子さんが作られた美しい器と、写真家の渞忠之さんの写真、そして片桐功敦さんが白磁器に生けられた花の展示がしてありました。(写真・上)
曲線が作る白磁器の造形美に、暫しうっとり見入ってしまいました。
白磁器の白が好きです。あのなんともいえない白。あの青味がかった透明感というか・・・。言葉ではなかなか書き表せないです・・・。そして気になる花器にも出会ってしまい、持ち帰ってしまいました。(写真・下の白)
主水書房さんへの訪問は、怪獣と化すわが息子との同伴となると、なかなか厳しいものがあります。というのも、手入れされた庭、離れの茶室、気持ちのいい和の空間・・・静を意識する美しい空間に・・・我が家の怪獣はあまりにも・・・。しかし、片桐さんが快く歓迎してくださり、久しぶりにおじゃまさせていただきました。普段は和室で華道教室をされているようですが、展示会や企画展示も頻繁にされています。
 僕が忘れられないのは2009年の秋にされていた、左官職人 久住有生さん(くすみ なおき)の展覧会、『土の風貌』です。あの時は久住さんが作られた空間に片桐さんの美しい花・・・独創的な空間に圧倒されたのを覚えています。
今回の展示会は昨日まででしたが、ぜひ主水書房さんの雰囲気を味わいに行ってみてください。

主水書房



.

灯 し び と の 集 い 2 0 1 1









先週末開催された、堺クラフトフェア 灯しびとの集い2011 は、無事2日間の日程を終えました。
来て下さったたくさんの方々、本当にありがとうございました。残念ながら日曜日は雨が降ってしまいました。毎年来てくれている方は、よ~くご存じで、またか…てな感じですね。僕は、「三度目の正直」を願っていたのですが、「二度あることは三度ある」の方でしたね・・しかし土曜日はこれ以上ないというくらいの快晴で、青空の下、芝生の上でのんびりご飯を食べて、たくさんの出展者ブースを楽しんでいただけたと思います!

2枚目の写真は、会場で作ったベンチです。会場に遊びにきてくれた子供たちに、物づくりの楽しさを知ってもらおうと、木工作家の川端さんと一緒にベンチをつくりました。子供たち、楽しそうに作業してくれました。完成したベンチに座ってみる子供たちのうれしそうな顔がとっても印象的で、みんな満足そうでした!完成したベンチは、東日本大震災の被災地の仮設住宅に届けられます。詳しくは川端さんのブログで。


僕たち夫婦は第1回目から運営に携わらせてもらって、もう3回目。毎年この2日間のために1年かけて準備をしています。毎年設営(開催前日)を迎えるたびに、あ~もう一年たったんやな~と感じますね~(ちなみに毎年快晴です!)

毎年この2日間の来場者、出展者、スタッフの笑顔を見るために、1年という長いような短い準備期間を、実行委員会のみんなで過ごしてきました。僕は主に会場のことを担当していて、出展ブースのレイアウトをしたり、会場内の備品を制作したりしています。雨に打たれ続けた看板たちも、さすがに今年でとどめを刺され、痛みが激しくなってます。来年は修理してあげないとな…

妻は毎年ポスターやDMなどの印刷物全般と、オリジナル手ぬぐいのイラストを描いてくれています。1歳の息子もこのイラストが大好きで、街中のポスターや雑誌などの紹介でこのイラストを見つけるとワーキャー言うてます。


もう雨はいらんぞ~来年こそは絶対に晴れてくれ~!と思い続けて3回目。まもなく4回目に向けて始動することになります。が…。その前に実行委員会のみんなでお祓いに行ったほうがいいのかな…。苦泣笑



最後にこの場を借りて、
日本全国から来て下さった出展者のみなさま、出来るだけ多くの方に食べてもらおうと、徹夜で準備をしてくれた飲食出店者のみなさま、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。
最後の雨の中の撤収作業、灯しびとの恒例となってしまってますね。雨に懲りず、来年もこの大阪・堺で、青空の下でお会いできることを楽しみにしています。

堺 Oogi カウンター











先日Oogiさんのcafe・wereのOPENのことを書かせてもらいましたが、以前からされている器屋さん(現Oogi table)のお店のカウンターも作らせてもらいました。作ったのはもう5年くらい前になるでしょうか。今もちょこんとお店に座っています。
古い木でカウンターを作ってほしいとの依頼をいただき、形やサイズを決め、僕はさっそく材木屋さんに行き、いい感じの板を見つけました。さっそくOogi店主に見てもらって、これでいこう!ということになりました。年月を経たその板は、いい感じの色合いで、お店の雰囲気に合うこと間違いなしでした。古い民家で使われていたその板は。カウンターとして生まれ変わり、Oogiさんとともに時間を重ねていってくれることと思います。
カウンターにあわせて鉄のフレーム台も作りました。手元とパソコンが隠れるくらいに板を立ち上げているので、お支払いの時にお金を置けるスペースとして、このカウンター専用に製作しました。
さりげなく主張しているこのカウンターは、世界にひとつだけのOogiオリジナルカウンターとなりました。 cafe・wear が新しくOPENした今も、そしてOogiさんが使ってくれる限り、これからも器屋さん(現table)の白い空間にさりげなく座りつづけると思います。Oogi table に行かれたらチラリと見て頂けたら嬉しいです。
※写真は当時のものです、今は違うレイアウトにされています。






.

ショップ リノベーション 八六八ビル


堺市 堺区

ちんちん電車がコトコト走る堺の寺地町駅前に、八六八ビル(旧Oogi)というとてもすてきなカフェがあります。
(当初は器屋さんのOogiのカフェスペースとしてオープンしました。諸事情により、現在はご主人が、八六八ビルという名前でカフェを営われています。
当時ご主人が営んでいた印刷工場を、カフェ・物販スペースへコンバージョンする工事をさせていただきました。

当時のOogiさんにご要望いただいたテーマは、左側の器店Oogi(Oogi Table)が白の世界なのに対し、新たなスペース(Oogi Cafe Wear)を工場の雰囲気を生かした黒の世界にしたい。とのことでした。フロント部分は、黒い木枠を生かしたガラス張りに。入口扉より右側部分を手前に出し、元々外だった部分を取り込み、変化を付けました。

Cafe部分は、新たにストックヤード、厨房スペースを設け、モルタル仕上げのカウンターで仕切りました。

Wear部分は、元々の天井高を生かし、高い位置から吊り下げたフィッテングルームのカーテンで、空間を演出しました。またストックヤードをCafe部分と同じくモルタルの壁で仕切りました。

工場の無骨な雰囲気を残しつつ、シンプルながらも全体的に落ち着いたかっこいい空間に仕上がったと思います。

左が元々の器店Oogi右側の黒の入り口が、新しくOPENしたCafeとWear。(当時)
すごくいい雰囲気なので、ぜひ行ってみてください。夕暮れの店先(写真最下)
※現在は器屋さんはありません。洋服雑貨のセレクトショップが入っています。



















お 宝 ・・・










工事で伺っていた、お茶の先生のご自宅で頂いた、お宝の品々(僕にとってはね。)
1枚目実際の電車のように、線路に電気を通し走る鉄道模型です。かなり古く、
5060年前のものだそうです。機関車です。昔ながらの雰囲気のある模型です。
2枚目、種類はちがうのですが客車。木でできています。とてもぬくもりあり、昔ご主人が手作りされたようです。
3枚目、レンズ部がじゃばらで伸縮するカメラ。詳しくないので詳細わかりませんが、なんか味があっていいです。これにフィルムいれて、現場の竣工写真とか撮れたらいい感じになりそうです。つかえるかな・・・?



散 歩











今日、大阪は気持ちいい秋晴れでしたね。近所にある、堺の大仙公園に1歳の息子をつれてお散歩です 。こんな場所が家から徒歩10分もかからないところにあるなんて、贅沢というか恵まれてるというか…緑がたくさん、池もあって、とっても気持ちいいところです。

今月末には、『灯しびとの集い』というクラフトフェアが公園内の催し広場で開催されます!僕たち夫婦は、その運営のお手伝いをしていて、今年で3回目。準備も佳境に入っています。くわしくはまた。

今日は堺まつりと重なって、公園内はお茶会もあり、普段の日曜の公園でもあり・・・ぼんやり・・・ほのぼのでした。せっかくなので、点ててもらう茶を久々に頂くことに。息子が欲しがったので、苦っっうえっ…となるだろうと、口に含ませてみたところ・・・意外や意外、息子の舌は想像以上に渋く、妻の茶を、うまそうにごくごくと飲んでしまい、あえなく妻の茶会は終了しました。しかし、緑に囲まれた野点(のだて)席で和菓子と一緒に頂く茶は、にがうまで絶妙な味わいでした。

器に堺の文字発見!なんかいいですよね・・・偶然だけど、今、お茶の先生のお家を改装中です。古いお家でかなり老朽化しています。古いだけに沢山の荷物がありましたが、お宝もたくさん発見!!世間でいうお宝というよりは(もちろん、それもありますが・・・) 僕的にお宝だと思うもの・・・



住宅リノベ―ション

京都市 N邸











今年の初夏、京都市内に住む学生時代の後輩夫婦の自邸をリノベーションさせてもらいました。1年後輩の旦那さんは、若き日本画家、2年後輩の奥さんはイラストレーターであり、グラフィックデザイナーでもあります。(ちなみに僕の妻も同じ出身校です。)とにかく二人はすばらしい才能の持ち主で、心から尊敬できる友人でもあります。さらに美男美女!文句なしです。

今回のリノベーションでは、間取りの大胆な変更、(浴室を1Fから2Fへなど)ホテルのような雰囲気、タイル貼りの水廻り、などなど…たくさんのこだわり要望(笑)があり、とにかく3人で納得がいくまで、話し合いを重ねました。

また着工後に発覚した白アリ被害で急遽、補修工事を追加など完成に至るまで、色々と紆余曲折があり、僕にとって、思い出深い仕事となりました。

完成後、二人から「外に出かけても、お家に帰りたくなるよ…」とうれしい言葉をもらい、本当に手掛けさせてもらって良かったなと思います。帰りたくなるってことは、それだけ二人が落ち着ける、お気にい入りの空間になったということですから。(と思います)

空間を飾るすてきなグリーンや家具は、おしゃれな二人のチョイスです。

写真上は玄関部。京都らしく土間仕上げにしました。階段下のグリーンがよく合っていて、とても雰囲気のある玄関になりました。奥には季節の花などをしつらえられるスペースなんかもあります。日が暮れるとまたいい雰囲気になります。

写真中央は、1階のアトリエ扉。別注で木製ドアを製作しました。一見すると白にも見えるドアですが、実はごくごく薄いグレーに塗装。これも二人のこだわりです。既製品にはない温かみがアトリエらしくいい感じです。

写真下は、ホテル風?!のバスルーム。壁の一部をグレーにし 、アクセントを付けました。洗面台も特注です。(僕作ですけど…)

最後にリビング越しのキッチン。カーペットとタイルで空間を何となく区切っています。写真では、ブルーっぽく見えるのですが、このカーペット、グレーパープルの微妙な色合いがとてもいい感じです。&噂の美男美女夫婦です。

中野大輔
minuit



.


木造平屋 リノベーション

N邸 堺市









100年の木造平屋のリノベーションです。
とても古いこの建物は、改装が施され、壁や天井には化粧板が貼られ、床は既製品のフローリングでした。
古き良き雰囲気に戻す為に、天井や壁をを撤去し、古い柱や梁を表しました。広い天井裏は、新たにロフトを作り、寝室とクローゼットとしました。ロフトに上るための階段も足場板をカンナで削り製作しました。床は全面に無垢の板を貼り、壁はもともとの土壁部分はは左官の壁と、新しく造作した壁の仕上げは白塗装にしました。建物奥には大きな庭があり、縁側の延長としてウッドデッキを設け、地面には古いレンガを敷きました。
汚くなった部分を隠すようにリフォームが施されていた空間は、古き良き雰囲気を可能な限り生かすような空間にし、新しい部分はシンプルな雰囲気にして味わいのある古い部分を引き立ててくれるような空間構成になったかと思います。
この建物が持つ雰囲気を残しつつ、生かしつつ、築100年の家は、また新しい歴史をつくってくれると思います。
長年積った塵や埃は施工中の僕たちを苦しめましたが、きっちりとしたデザイン構成と材料の選定をきちんとすれば、味わいのある空間がローコストで出来ます。古いがゆえに苦労もありますが、この建物がもつ雰囲気も十分引き出せた思います。
 


工事中の写真です。
歴史のある建物を生き返らせるのは大変です。長い年月積もった埃と闘いながら、
昔の立て方の工夫や知恵も学びながら、現代の工法や、耐震にも気を配りながらの
施工となりました。







はじめまして。≫amp(アンプ)といいます。
建築設計士の私が、デザイン・設計をし、施工者として現場に携わり、設計者としての目で、施工者としての目で、空間の完成まで作らせて頂いております。












私の考えるリノベーションとは、素材や質感、明りや空気感をまとめ、魅力ある空間に増幅させる事だと思っています。さらに、住む人や使う人、そこに集まる人たちの幸せ、笑顔が増幅されるような空間を創っていきたいなという思いから、AMP(アンプ)という名前にしました。